UWSCが使えないゲームでUWSCを使う(文字列変更)
2016/05/15
ゲームのマクロを作成していると、マクロが全く動作しなかったりする事があります。
そういった場合の対策の1つが UWSC.EXE のバイナリを変更し、UWSCを別の文字に改変することです。
まずこれを試したいですね。
この手法はUWSC Free Ver5.2.2まで確認しています。
※この項目はコメント欄での質問を元に<2016/05/15>に編集しました。
必要なソフトのダウンロードとインストール
UWSC本体を改変する為に、バイナリエディタが必要になります。
どんなものでも良いのですが、特にそういったソフトウェアを持っていない方は「Stirling」をインストールしましょう。
ダウンロードは以下から。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se079072.html
インストールはダウンロードした lzh ファイルを任意の場所に解凍するだけです。
いつからかは判りませんが、少なくともVer5.0.3から対策が来ているようで、バイナリを変更しただけではエラーが出て起動できません。
問題を修正する為にResource Hacker ResEditをインストールしましょう。
ResEditをダウンロードし、インストールしてください。
ResEdit - 窓の杜ライブラリ
※この項目はコメント欄での質問を元に<2016/02/08>に追記しました。
UWSC を ABCD に改変する
バイナリエディタを管理者権限で起動し、UWSCを読み込みます。
Stirlingの場合は「ファイル」→「開く」→「UWSC」と選択するか、UWSC.EXEをドラッグ&ドロップでStirlingの画面に放り込みましょう。
全くわからない英字と数字の羅列が出てくればOKです。
検索データに「55 57 53 43」と入力します。
置換データに「41 42 43 44」と入力します。
置換範囲をデータ全体にし、一括置換をクリックすると全てのUWSCがABCDに置き換わります。
同様に小文字も置換します。
検索データに「75 77 73 63」と入力します。
置換データに「61 62 63 64」と入力します。
置換範囲をデータ全体にし、一括置換をクリックすると全てのuwscがabcdに置き換わります。
上書き保存して終了します。
ResEditで残りのUWSCをABCDに改変する
以前はここまでの工程で良かったのですが、現在は仕様が変更となった為このままではエラーで起動できません。
残りをResEditで修正していきます。
ResEditを起動して、「ファイル」→「プロジェクトを開く」からUWSC.EXEを読み込みます。
4箇所変更します。
"TUINPBOX_UWSC" を右クリックし、名前の変更(F2)から TUINPBOX_ABCD に変更します。
TUINPBOX_UWSC → TUINPBOX_ABCD
TUMAIN_UWSC → TUMAIN_ABCD
TUMSGDLG_UWSC → TUMSGDLG_ABCD
TUSLCTBOX_UWSC → TUSLCTBOX_ABCD
上書き保存して完了です。
※この項目はコメント欄での質問を元に<2016/02/08>に追記しました。